2015年05月14日

悲願~選手とブースター、チームの願い~

私たち家族は、2009-2010seasonからのブースターなのですが、頻繁に選手の皆さんが口にされる「有明」が何を意味しているのかわからず、むしろ九州にある有明海を想像しておりました。

それが、「有明コロシアムで行われる上位チームの優勝決定戦」を指すものだと分かった時には、軽々しく「有明に連れて行ってほしい」って口に出していました。

そんな私たちが応援し始めた初年度2009-2010season(レイクス2年目)はウエスタン4位通過で、初めてのプレーオフ進出。
神戸へ乗り込み1位通過の王者エヴェッサとの対戦でした。
2010.5.17前後の記事に書かせて頂いておりますが、土曜日の残り数秒で逆転されてしまったことも含め、リン将軍の圧倒的なカリスマ性が引き寄せるエヴェッサバスケに二連敗・・・。
コテンパンにやられてしまったという記憶が残っています。

その日の思い出が楽しいか楽しくなかったかと言えば絶対的に「楽しかった」と言えるのですが、同時に悔し涙を流し、バスケ観戦初心者ブースターの私たち家族にとって有明への厚い壁を思い知った苦い思い出でもあり、手痛い洗礼でもありました。


翌年2010-2011season(レイクス3年目)。
バスケの応援に慣れない私たちにとって、監督が変わってしまう事や選手の皆さんが変わってしまう事にすごくびっくりしました。
でも、この年、大きな喜びがありました。
私にとって本当に大好きな応援したい!と思える選手との出会い・・・そうです!岡田選手が高松から滋賀へきてくださった年でもありました。
城宝選手と岡田選手という3Pシューターを揃え、順調なスタートを切りウェスタン4位でプレーオフ進出。
ファーストラウンドは5位の京都を迎えての初めてのホーム開催になったのですが、初戦を落とします。
その後、ワラさんの印象深いバスカンもあり、レイクスが初めてセミファイナルに進みます。
しかしながら、沖縄に乗り込んだセミファイナルでは、二連敗で終わってしまいました。
二戦目の最後数秒。
岡田選手がファウルを確信していたプレーに対して鳴らない笛に抗議したために、そのまま退場になってしまいました。

このseason途中には、あの東日本大震災のあった年でもありました。
他のチームの多くの外国人選手の皆さんが帰国されたり、関東・東北のチームの選手の皆さんがレンタル移籍という形で色々なチームに活動の場を移された年でもありました。

そんな色々を乗り越え、沖縄というアウェイで最後の最後の瞬間コートに立つことを許されなかった岡田選手の心境を思い、滋賀で涙を流したことを覚えています。

そして翌2011-2012season(レイクス4年目)
シャッフルオフェンスという勝負球をひっさげて、アランHCが就任して下さった年でもあります。
しょっぱなからジョーさん、竜一さん、ヒロさん、バシさんがおられなくなってしまうという喪失感に打ちのめされたオフシーズンでもありました。
しかし、大好きな岡田選手が残ってくださり、主人の大好きなレイ・ニクソンが合流して下さったのはこの年の事でした。
アシュビーの劇的なブザービーターがあったのもこの年でした。
そして、プレーオフファーストラウンドでは、福岡を二連勝で破ったものの、セミファイナルではまたしても琉球に二連敗して、敗退。

2012-2013seasonは、岡田選手が京都ハンナリーズに移籍された年でもありました。
忘れもしないこのseasonのプレーオフは、4位通過で5位通過の京都を滋賀ホーム野洲総合体育館に迎えてのファーストラウンドでした。
この時、満身創痍で戦ってくださった選手の皆さんの思いは届かず、滋賀ホームで5位の京都に二連敗してファーストラウンド敗退という結果に終わりました。
この年、岡田選手は京都ハンナリーズの選手としてその後滋賀レイクスターズに所属していた時に越えられない壁であった琉球ゴールデンキングスを沖縄ホームで破り、有明への切符をつかみ取られました。

2013-2014seasonは、クリス・ベッチャーHCの元、ウェスタン3位でプレーオフ進出を果たします。
ファーストラウンドではエヴェッサと戦い、一敗からのギリギリの逆転勝利、そして決定戦での勝利を経てセミファイナルへの進出を果たしました。
そして、ウェスト2位の京都との対戦で初戦を勝ち取り、有明まであと一歩まで迫りました。
しかしながら、二戦目、決定戦を落とし、またしても京都に敗れて有明へ行くことは叶いませんでした。

こんなにも長く。
こんなにも厳しい。

有明への道。

私たちレイクスブースターは、何度も何度も何度も何度も、選手の皆さんが目の前で有明への切符を掴みそうになっては指先を掠めて落としていくのを、悔し涙を流しながら見ていました。

だからこそ、私はこの写真を何度見ても涙が止まらなくなってしまうんじゃないかと思ったんです。
選手の皆さんを応援してきた歴史。選手の皆さんと一緒に流した悔し涙、そして、嬉しい涙の歴史なのではないかと、ふと思ったんです。

悲願~選手とブースター、チームの願い~

怪我に一人泣いたこともあったでしょう。

悲願~選手とブースター、チームの願い~

思うようなプレーが出来なくて、苛立つことだってあったでしょう。

悲願~選手とブースター、チームの願い~

軽々しく「有明」という名前を出すなと言われた時、どんな思いが頭を過ったことでしょうか。

悲願~選手とブースター、チームの願い~

1位独走と言われていた京都が、ホーム開催のセミファイナルで4位滋賀に敗れて有明を逃すだなどと、レイクスブースター以外の一体誰が想像していたでしょうか!?
そしてまた、2位琉球が、ホーム開催のセミファイナルでフェニックスに敗れました。

2014-2015seasonのファイナルズ。ウェストは、3位フェニックスと4位レイクスの戦いになります。

レイクスの選手の皆さんがつかみ取ってくださった有明への切符。この一瞬の煌めきは、予想つかないからこそ面白いし、素晴らしいし、最高の感動を私たちに与えて下さいます。

さあ選手の皆さん、スタッフの皆さん、そして、ブースターの皆さん。
有明に行くことが最終目的ではないはずですよねkao_11icon14

まずは目の前。
フェニックスとの戦いで、レイクスらしいプレーをし、有明と言う大舞台を楽しんでプレーし、そして、勝利を収めて頂きたい!

応援しますよ~~~~~GO GO LAKESicon09kao_22

<お願い>
今回の記事は、当てにならない自分の記憶と昔のブログ記事、各チームのHP等々突き合わせながらの更新となりました。
もし「ここまちがってるで!」というところがありましたら、教えて頂けたら有難いです<(_ _)>


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